夏越の祓では多くの神社で「
茅
の輪
潜り(ちのわくぐり)」が行われる。これは、
氏子
が茅草で作られた輪の中を左まわり、
右まわり、左まわりと八の字に三回通って穢れを祓うものである。『
釈日本紀
』(
卜部兼方
鎌倉時代
中期)に引用された
『
備後国風土記
』
逸文
にある「
蘇民将来
」神話では茅の輪を腰につけて災厄から免れたとされ、茅の旺盛な生命力が神秘的な除災の
力を有すると考えられてきた。
輪くぐり神事風景