お神札をいただいたら家庭の神棚におまつりします。
   神さまと毎日生活を共にしているという気持ちが家庭に心の安らぎをもたらします。

 
神棚でのまつり方
 1皆様のご家庭に神棚はございますか?神棚が御家庭にない場合は、当神社に御相談ください。

 2神棚はその家の中で神さまがお鎮まりになるところですから、明るく清らかで
  目線より少し上の位置に設けるのが良いでしょう。神棚の向きは南向きかあるいは東向きが
  良いとされています。
 
 3神棚は棚の中央に宮型(神殿)を据え、扉の正面にを鏡を、左右に榊や灯明を立てます。
  注連縄(しめなわ)は太い方を向かって右、細い方を左にして掛け、紙垂(しで)をつけます。
お神札の順位
 ●お神札を横に並べておまつりするとき(三社づくりの場合)は、中央に伊勢の神宮の
  お神札(神宮大麻)、向かって右に氏神さまのお神札、左にその他の崇敬する神社の順に並べます。
お供え(神饌)
 ●神棚には毎朝、神饌を供えます。神饌は米・塩・水で、米は洗米かご飯、水は毎朝一番の水を
  お供えします。また、お酒や珍しい物、四季の初物などを得たときには、そのつどお供えします。
お参りのしかた
 ●お供えが終わったら、お参りします。お参りの作法は神社に参拝するときと同じ、
  二拝二拍手一拝の作法でします。朝・夕に感謝を込めてお参りしましょう。
古いお神札の納め方
 ●一年間、お護りいただいた古いお神札は神社に納めます。神社では年末や小正月(一月十五日)に、
  神事をして古いお神札を焼納します。旅行先などでいただいたお神札なども氏神さまに一緒に
  納めてかまいません。


人生儀礼と祭り  祭りは神さまとの出会いの場
  ●日本人は物事の節目ごとに神社にお参りしたり、我が家に神さまを迎えておまつりする、
    そんな生活を大切に繰り返してきました。子どもたちの健やかな成長を祈る
    初宮詣や七五三詣、結婚式、厄除など、人生の節目に行う祭りを人生儀礼と称しています
    日本人にもっとも身近な神さまとの出会いの場、そんな人生の祭りー人生儀礼をご紹介
初宮詣 ・子宝は神さまの恵みによって授けられるもの。赤ちゃんが誕生して七日目の
  
「お七夜」に赤ちゃんの名付けをするのが一般的です。赤ちゃんの名前を神さまに
  奉告するために命名書を神棚に貼っておくのも習わしです。赤ちゃんが初めて
  氏神さまにお参りするのが
初宮詣(お宮参り)。誕生後、三十日から百日前後に
  母方から贈られた
晴れ着(祝着)をつけてお参りし、健やかな成長と幸せを祈ります。
七五三詣 ・子どもの成長を感謝し、これからの無事を祈って氏神さまにお参りするのが七五三詣です
  
三歳は「髪置と呼ぶ男女とものお祝い、五歳は男子の「袴着七歳は女子の「帯解
  お祝いとされています。一般には稲の刈り取りを終えた十一月十五日前後にお参りしますが、
  雪の降る地方では、一ヶ月はやめておこなうところもあります。

入学・卒業の奉告 ・神々の御加護で実力が十分発揮できますようにー受験シーズンになると、天神さまをはじめ
  各地の神社に多くの受験生がお参りする姿がみられます。神前で
心を静め、ものごとに
  臨むのは大切なことです
。入学や卒業の際にも、氏神さまに参拝して、そのことを奉告しましょう。
成人式   ・昔、公家や武家では「元服」といって、成人になったことを祝い始めて冠をつける儀式がありました。
  今では、二十歳になった男女が大人として社会に認められ、祝福をうける日として
  成人の日があります。この日には各自治体主催の成人式のほか、神社でも成人祭が行われます。
  無事に大人の仲間入りができたことを氏神さまに奉告しましよう。

結婚式   伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)の二神の夫婦の道に倣った厳粛な
  人生の門出が結婚式です。神さまのはからいによって、ひとつの縁が結ばれたことを
  感謝するとともに、お互いに尊敬し合いながら長い人生を歩み、子孫の繁栄を
  はかっていくことを神前に誓ます。

厄除      ・人生は山あり谷あり。古くから人々は、特に気をつけなければならない年回りを「厄年」
  呼んできました。一般に男性は数え二十五歳・四十二歳。
  女性は数え十九歳・三十三歳が「厄年」にあたります。中でも
  
男性の四十二歳、女性の三十三歳は万事を慎むべき「大厄」とされます。
  この年齢は現在でも人生の大きな転機を迎える年回りで、神社でお祓いを受け、
  神々の御加護で無事に過ごせるようにお祈りしましょう。